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ブログ・コラム

 【当社特許技術をご紹介】『電解反応装置及び電解反応方法』

2026/03/02

  • 特許情報の紹介

 

『電解反応装置及び電解反応方法』

【特許概要】

■発行国:日本

■特許番号:特許第5651134号(P5651134)
■特許登録日:平成26年11月21日(2014.11.21)
■発明の名称:電解反応装置及び電解反応方法
■特許権者:ニチダイフィルタ株式会社


開発者の南さんに聞いてみました



●たまには逆にしてみる


弊社では2015年当時からチタニウムの焼結に向け試行を重ねておりましたが、

容易く酸化するチタニウムの酸化膜が難敵で開発は難航しておりました。

この中で“逆に”チタンの酸化膜を工業利用できないか?とのヒラメキから検討を開始しました。

チタンの酸化物は光触媒として有名なチタニアですので、光があれば水中の有機物の分解などに使える=制菌装置を作れるのでは?ということで開発を進めました。

当時の一般的な光触媒でのチタニア利用は粉末を作り担体に塗布焼成などをする方法です。

弊社ではこの一般的な方法ではなく、“逆に”チタニウムを空気中で加熱し素材表面の酸化膜を成長させる方法を取りました。

この逆アプローチは一般的なルチル型のチタニアではなくより職場効果が高いとされるアナターゼ型のチタニアを選択的に形成する技術に繋がりました。

次に効果確認を行うにあたってメチレンブルーでの着色水を脱色させる試験を行いましたが、この時に光触媒はバイアス電圧をかける必要があるとの文献に行き当たりました。

文献をなぞる様に調査を開始しましたが、対象区として“真逆の条件”も試しておこうと考え、

暗闇の中で逆のバイアス電圧を掛ける条件も調査の範囲に入れました。

この結果、弊社製の酸化チタン触媒は暗闇の中で陰極として使用すると微量の過酸化水素を発生させる全く逆のデバイスとなりえることが判明し、特許化をしました。

以上の様に特許第5651134「電解反応装置及び電解反応方法」の特許は“逆に”してみた結果生まれたという経緯を持ちます。

比較的弱い電圧・電流で薬注無しの制菌とできる技術に繋がると考えております。ご興味を頂けたお客様におかれましては、下記までご連絡を頂けますと幸いです。


『電解反応装置及び電解反応方法』について

■登録番号:5651134

■発明の名称:『電解反応装置及び電解反応方法』

低電気エネルギーを利用して細菌、真菌などのバクテリアを殺菌できる電解反応装置及び電解反応方法に関するものです。

 細菌、真菌などのバクテリア(以下、これらを総称して「水中微生物」という)を殺菌する手法として電解反応によるものが公知である。電解反応を用いた手法は、陽極で塩素等の酸化剤を生成することで、水溶液中の微生物を殺菌する

また、陽極に+0.75ボルト以上の陽極電位を負荷して、微生物をその陽極に接触させることで殺菌する技術も公知となっている。

さらに、数千ボルトあるいはそれ以上の高電圧を水溶液に付加して、電解場内の微生物を電圧衝撃で破壊して殺菌する技術も類似技術として存在する。

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